市場定義/説明
Gartnerは、ファイナンシャル プランニングソフトウェアを、企業全体のファイナンシャル プランニング、予測、予算策定プロセスを組織が管理できるようにする重要なツールとして定義しています。ファイナンシャル プランニングソフトウェアを使用すると、財務組織は、3つの財務諸表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)すべてにわたり、組織のビジネス財務戦略を計画および分析することができます。モデリング、コラボレーション、分析、パフォーマンスレポート機能をサポートしており、それによって、財務パフォーマンスを効果的に管理するユーザーの能力を向上させます。
ファイナンシャル プランニングソフトウェア市場は、オンプレミスからクラウドに移行しました。この変化を反映して、オンプレミス製品の機能は、当調査では評価対象としません。
ファイナンシャル プランニングソフトウェアの主な機能は次のとおりです。
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柔軟なエンドユーザー主導のモデリング機能、カスタマイズ可能なプランニングディメンション、エンタープライズおよびビジネス機能レベルでの統合をサポートする、企業全体のファイナンシャル プランニング、予算、予測プロセスのエンドツーエンド管理。
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新しい計画サイクルの作成と事前入力、ビジネスルールロジックの変更、ディメンションメンテナンス、セキュリティプロファイル機能、組み込み監査証跡など、計画業務をサポートするために必要な管理機能。
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トレンドや結果を説明する際に、より部門横断的で包括的なアプローチを可能にする視覚化やコラボレーション機能など、ユーザーがトレンドを特定し、実用的なインサイトを開発できるように設定可能な、ユーザーフレンドリーなレポート機能およびダッシュボード機能。
オプション機能には、以下が含まれます。
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モデルが継続的にフィードバックから学習するデータパターンを特定したり、先行的予測機能を構築したりすることができるAI/MLを使用した組み込み型の先行的分析予測機能。
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営業、業務、マーケティング、流通、IT、人事などの業務計画プロセスのコンポーネントを結合して、計画への統合アプローチをサポートする。
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高度なコーディングスキルを必要とせず、自動のデータ作成と対話型の視覚化により、インサイトを自律的に生成および公開できる高度なダッシュボード機能。高度な機能により、ユーザーはさまざまなソース(モバイルやデスクトップなど)からビジネスクリティカルな情報に即座にアクセスでき、アラートを設定して異常を簡単に特定し、リアルタイムのパフォーマンスを追跡できる。
マジック・クアドラント
図1:ファイナンシャル プランニングソフトウェアのマジック・クアドラント
出典:Gartner(2022年12月)
掲載・除外基準
マジック・クアドラント調査は、Gartnerのクライアントのために、市場にとって最も重要な意味をもつプロバイダーとその製品を特定し分析しています。Gartnerは当市場にとって最も重要な意味をもつプロバイダーを特定する上で、標準ではプロバイダー数の上限を20社としています。特定の場合によっては、クライアントに対する意図的な研究価値が損なわれる可能性があれば、方法論によって上限が拡張されることがあります。選択基準は、Gartnerのアナリストが本調査に含める必要があると考える特定の属性を示すものです。ベンダーのソリューションは、前述の市場定義に合致し、以下に定義するGartnerの標準的なクラウドサービスの属性に正しく準拠する必要があります。
選出される資格を満たすには、ソリューションプロバイダーは以下の基準を充足する必要がありました。
製品機能
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ファイナンシャル プランニングソフトウェア(市場定義/説明セクションで定義の通り)のコア機能をサポートしている。
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ソフトウェアソリューションをクラウドサービスとして展開している。オンプレミスのみのソリューションは評価に含まれない。ベンダーがオンプレミスとクラウドの両方のオプションを提供する場合、評価プロセスでは、オンプレミスのサービスとホストされたオンプレミスオプションの機能は除外される。
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これらのクラウドソリューションを、より広範なERPスイートやその他のソリューションとの追加バンドルを必要とせずに、スタンドアロンベースで積極的にマーケティング、販売、展開している。
市場での存在感
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これらの製品を、取引顧客の50%以上が昨年の年間収益5,000万ドルを超える企業に積極的にマーケティングし販売している。
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2021年12月31日までに、少なくとも200の顧客が「稼働」していること(「稼働」とは、次のバージョンがリリースされる以前に、現在のソフトウェアの最新バージョンを使用している顧客として定義される)。
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積極的に販売およびマーケティングが行われ、南北アメリカ、EMEA、アジア/太平洋、ラテンアメリカなど、ベンダーの本拠地地域を超えて、現在のソフトウェアを「稼働」させている顧客がいること。
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2021年1月1日から2021年12月31日までの間に、クラウド定期サブスクリプションおよびサポート収益が2,500万ドル以上(または外貨換算で同額)計上されていること。
特筆すべき選外のベンダー
Centageは、2021年1月1日から2021年12月31日の間に2,500万ドル(または外貨換算で同額)以上のクラウド定期サブスクリプションおよびサポート収益を計上していないため、本マジック・クアドラントに選出される資格を満たしていませんでしたが、考慮する価値があります。米国マサチューセッツ州を拠点とするCentageは、Planning Maestroと呼ばれるクラウドプランニングおよび分析プラットフォームを提供しています。予算編成、予測、報告機能を求める中小企業を主な対象としています。
評価基準
実行能力
Gartnerは、製品のサービス、販売およびマーケティングの実行、および経営全般を評価することで、ベンダーを評価します。アナリストは、これらの基準により、ベンダーがどのように市場で競争力と有効性を発揮し、顧客を満足させる能力をサポートし、肯定的なイメージを生み出し、市場の変化に適切に対応できるようになっているのかを評価します。
本マジック・クアドラントでは、製品またはサービス、顧客エクスペリエンス、市場対応度基準が特に重要です。
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製品またはサービスには、ベンダーが現在の製品およびサービスの機能、品質、機能セット、スキルを提供する能力が含まれる。
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顧客エクスペリエンスでは、顧客が製品またはサービス上手く活用するための道筋を提供するベンダーの能力を評価する。
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市場対応性により、ベンダーは変化する顧客のニーズと進化する市場ダイナミクスに対応する機会を得ることで、製品の開発、柔軟性の維持、競争力のある成功を引き続き達成できる。この基準は、ベンダーの過去の対応力についても考慮する。
表1:実行能力の評価基準
| 評価基準 |
加重 |
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製品/サービス
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高
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企業としての全体的な存続性
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中
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販売実行能力/価格設定
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低
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市場対応力/実績
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高
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マーケティングの実行能力
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低
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顧客エクスペリエンス
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高
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経営
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低
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出典:Gartner(2022年12月)
ビジョンの完全性
Gartnerは、現在および将来の市場動向の見通しを明確に示す能力、顧客のニーズやテクノロジーの動向を予測する能力、競争力を高める能力を評価することで、ベンダーを評価します。さらに、アナリストは、ベンダーが自社および自社の顧客に新たな機会をもたらすために市場原理を活用する方法を理解し、明確に示しているかどうかを評価することで、「ビジョンの完全性」を評価します。
本マジック・クアドラントでは、市場理解、製品戦略、イノベーション、地理的戦略も特に重要です。
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市場の理解には、将来のバイヤーの要件とニーズを理解し、予測するベンダーの能力が含まれます。
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製品戦略には、その情報を使用して、提供される製品やサービスを形成または強化することが含まれます。
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イノベーションには、ベンダーが競争上の優位性を得るためにリソース、専門知識、または資本を管理する方法が含まれます。
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地理的戦略は、顧客の要求に対応し、世界中のさまざまな規模の企業に価値を提供するベンダーの能力を伝えます。
表2:ビジョンの完全性の評価基準
| 評価基準 |
加重 |
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市場の理解
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高
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マーケティング戦略
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低
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販売戦略
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低
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サービス(製品)戦略
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高
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ビジネスモデル
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中
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業種/業界戦略
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中
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イノベーション
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高
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地理的戦略
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高
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出典:Gartner(2022年12月)
クアドラントの説明
リーダー
リーダーは、市場の成長、方向性に影響を与え、市場の需要を満たす成熟した製品を提供する上で最も強力な立場にあります。彼らは、ファイナンシャル プランニングソフトウェアが組織の収益性、リソース配分、価値創造を最大化するというCFOの事業目標の達成にどのように役立つかという市場定義のビジョンを示し、FP&A業務におけるワークフローの効率性と予測能力を実現します。
リーダーはビジョンを実行し、ビッグデータ統合やAI/ML機能など、アプリケーション内のソリューション全体に革新的なテクノロジーがどのように適用されるのかを明確に特定することができます。彼らは、新規顧客獲得と既存顧客の維持という形でビジネス成果を実証しました。製品機能、市場の応答性、顧客エクスペリエンス、革新性の組み合わせにおいて優れています。
リーダーはまた、新しい取引を獲得する一貫した能力も示しています。顧客はほとんどの地域に展開されており、幅広い業種や組織規模をカバーしています。リーダーは、製品開発、販売、マーケティング、顧客実装の取り組みにおいて、システムインテグレーター、コンサルティング、テクノロジーパートナーなどのパートナーを効果的に活用していることを証明しています。
リーダーは、すべての顧客にとって必ずしも最良の選択とは限りません。リーダーではなくても、特定分野に特化した小規模ベンダーが、優れたサポートとコミットメントを提供する場合があります。他のベンダーが、特定の業界サポートなど、一部の企業にとって不可欠な特別な機能を提供する場合があります。特定の垂直市場または限られた地理的領域に重点を置くベンダーは、市場全体のリーダーではないかもしれませんが、選択した市場または領域内で競争優位性の有るオプションとなる可能性があります。
チャレンジャー
チャレンジャーは今日、強力な実行能力を示していますが、その製品ビジョンとロードマップは、ファイナンシャル プランニングソリューションの将来に関するGartnerの見解とまだ合致していません(市場概要を参照)。製品の機能や技術能力は十分ですが、これまでのところ、市場理解、イノベーション、製品ビジョンをリーダーと同程度には示していない可能性があります。CFOは、ベンダーの現在の能力とギャップに基づいてチャレンジャーを評価し、これらのギャップがFP&Aの成熟度を高めるための短期的な目標をどの程度妨げるのかを判断する必要があります。
チャレンジャーは、市場の方向性に対する優れたインサイトを示し、引き続き優れた業績を上げれば、リーダーになる可能性があります。チャレンジャーは、場合によっては、成長とひきかえに、革新的で差別化された、および/またはセグメント固有の機能および能力の開発に焦点を当てて、概念先行型(ビジョナリー)または特定市場指向型になることができます。
概念先行型(ビジョナリー)
概念先行型には、最新のファイナンシャル プランニングソリューションを提供するというビジョンがあり、市場の進化の方向性ついてGartnerの見解と一致しています。これらのベンダーは、ファイナンシャル プランニング市場を形作っている、または今後形作るトレンドを具体化しています。概念先行型は強力なビジョンとロードマップを持っていますが、実行や実績の点では限られているか、市場のチャレンジャーやリーダーと比較して、ファイナンシャル プランニングソリューションに機能的ギャップが現在あると判断されます。
「概念先行型」のベンダーは、市場参入能力をいかに向上させるか、および自社の強みを強化するパートナーシップを構築可能かどうかによって、「チャレンジャー」または「リーダー」になる可能性があります。あるいは、概念先行型は、そのコアコンピテンシー、技術、または既存顧客に焦点を当ててターゲット市場を限定することにした場合、特定市場指向型になることができます。
特定市場指向型(ニッチプレイヤー)
「特定市場指向型」の中には、ある市場の中の特定のセグメントで成果を出しているベンダーや、そこまでの革新性はなく、より広範の市場において他のベンダーを凌ぐ勢いをもってはいないベンダーが位置付けられています。あるいは、彼らから離れつつある市場で対応力を維持するのに苦労しているベンダーかもしれません。読者は、他のクアドラントのベンダーがファイナンシャル プランニングソリューションの購入者にとってより良い選択であると想定するかもしれませんが、特定の状況では、特定市場指向型ベンダーは利用を検討しているユーザーにとって良い選択である可能性があります。これは、特定の企業規模や複雑性、特定の地域、特定のユーザーに関連する業種に特化している可能性があるためです。見込み客は、特定市場指向型が焦点を当てている業種、地域、ソリューションを理解し、それがビジネス目標にどの程度合致しているかを評価する必要があります。
この絶え間なく進化する市場では、あらゆる方向に機会が存在します。特定市場指向型の中には、実行力を向上させ、チャレンジャーに進化する態勢ができているベンダーもあります。自社のニッチなセグメントを超えて関心を引き付ける革新的なソリューションを開発することで、概念先行型になるベンダーもあります。最終的にリーダーになるために事業を強化し、拡大するベンダーもあります。
市場状況
クラウドファイナンシャル プランニングソリューションの分析およびプラットフォーム機能が進化するにつれ、CFOが企業のニーズをより幅広くサポートできるよう、トランザクション財務システムや場合によってはオペレーショナルデータなどの追加のデータソースへのアクセスが付与されるようになっています。さらに、予測分析やシステム生成データインサイトなどのAI機能によって、CFOはさらに強化されたデータ駆動型の意思決定機能を提供する態勢が整っています。
本マジック・クアドラントは、ファイナンシャル プランニングソフトウェア市場のGartnerの基準を満たしたベンダーを評価しています。ファイナンシャル プランニングプロセスの改善を推進するCFOとその担当スタッフは、本調査を市場評価の一環として使用する必要があります。
以下は、読者の企業ニーズを満たすのに最適なベンダーを評価するための重要な考慮事項と推奨事項です。
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企業の主なユースケース — ユースケースは企業毎に異なっており、通常は企業の複雑さと期待される結果(ファイナンシャル プランニングプロセスの効率性の優先順位付け、またはオペレーションの可視性と管理の改善)によって決まる。ベンダーに、現在および将来のユースケースをサポートする能力を示すよう要求する。これにより、企業の変化するビジネスニーズを満たす可能性のあるソリューションを特定できる。
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実装戦略とサポート — 実装がベンダー主導なのかパートナー主導なのか、各ソリューションプロバイダーが読者の所在地と業種のテクノロジーエコシステムでどの程度の経験があるかについて質問する。各ベンダーのERP、CRM、アクセラレータへの既存のコネクター(つまり、実装と統合を迅速化するための事前設定済みツール)、およびベンダーの一般的な実装の概算時間とコストを評価する。既存のテクノロジーポートフォリオ(つまり、すでに投資済みのもの)と、そのテクノロジースタックが、選択したファイナンシャル プランニングソフトウェアとどのように統合されるのが最適なのかを評価する。
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機能とベンダーロードマップの差別化 — 製品開発ロードマップと機能はベンダーによって異なっている。選択したベンダーが、自社の期待と将来のニーズに沿った成長と製品開発ソリューションに重点を置いていることを確認する。AIおよびMLへの投資、外部データ統合、シナリオ計画、代替階層サポート、ワークフロー自動化、コラボレーション機能など、ベンダーの現在および将来の高度な分析機能を評価する。
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グローバルサポート — グローバルおよび現地の規制は国によって異なり、常に変化している。自社の意思決定ニーズをサポートする透明性の高い計画を作成するために必要なグローバル機能またはサポートに優先順位を付け、これらのニーズをベンダーの能力と比較する。
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価格設定モデル — この市場のベンダーは、主にユーザータイプ、ユーザーボリューム、アドオンサポートサービスのいずれかによって異なる価格設定モデルを持っている。システム(ERP、CRM、アクセラレータ)またはモデルやソリューションへのコネクターにも、追加コストがかかる場合がある。現在および将来の成長予測に基づいて、どのモデルが自社に適しているかを評価する時間を取る。
マジック・クアドラントは特定の期間を対象としたスナップショットです。Gartnerは、公平かつ完全な分析を行うために、すべてのベンダーのデータ収集を一定のタイミングで停止しています。本マジック・クアドラントの場合、この評価で検討対象とされたソリューションは、2022年3月31日時点で製品が生産され、サービス機能が実稼働し、一般に利用可能であることを条件としました。
CFOは、本マジック・クアドラントをベンダーや製品を選択するためのツールとして、単独で使用すべきではありません。最も適切なベンダーと製品を特定するために必要な多くの基準点の一つとして扱う必要があります。ソリューションを選択する際には、本マジック・クアドラントを「ファイナンシャル プランニングソフトウェアの重要な機能」と組み合わせて使用する必要があります。
市場概要
ファイナンシャル プランニングソフトウェア市場は、オンプレミスからクラウドに移行しました。さらに、ほぼすべてのマイグレーションと新しいFP&A導入がSaaSクラウド製品として展開されています。クラウドソリューションは、価値創出までの時間を短縮し、設計、実装、使用、保守が容易になります。管理はクラウドサービスプロバイダーにより行われるため、ユーザーはITスタッフへの依存度が低くなり、エンドユーザーが管理および設定を行うことができます。また、広範なセルフサービス分析が提供されることで、より広範な導入が可能になります。これらの分析は、ローリング予測、ドライバーベースの計画、シナリオモデリングなどのアプリケーションなど、財務ユーザーが最新の需要と要件に対処するのに役立ちます。最後に、これらのソリューションは、財務以外の幅広い組織での導入をサポートする、運用および財務パフォーマンスのフィードバックループを強化するために必要なアプリケーションの柔軟性とコラボレーション機能を提供します。
ファイナンシャル プランニングソフトウェアは、財務モダナイゼーションの取り組みの最前線にあります。CFOとFP&Aのリーダーが、より機敏で正確かつ継続的な全社計画の推進において主導的な役割を果たし、企業の他の部門にとって価値のある戦略的ビジネスパートナーになることを目指し、この重要な地位に就いています。
市場動向
ファイナンシャル プランニングソフトウェア市場は今後5年間で成長し、劇的に変化すると予想しています。この進展は、CFOが、戦略的意思決定サポートを通じて事業運営で重要な役割を果たす一方で、自動化とインテリジェントシステムにより、計画と予測をより効率的に実行するという重要な役割も果たすことに対する需要の増加によって推進されます。管理に関連するデータ量とともに、デジタルビジネスのスピードが加速するにつれて、これらのソリューションの重要性も劇的に高まっています。これらのソリューションは、企業全体のファイナンシャル プランニングプロセスを広範なビジネスアプリケーションに拡張する能力を引き続き高め、営業、マーケティング、サプライチェーン、調達、人事、ITをつなぐ計画をサポートします。
この市場は、特に、AIとMLによる統合ビジネス計画と先行的予測をサポートするのに必要な大量のデータとソースにより、より広範なソースシステム統合と大容量に対する顧客の需要が高まり、競争が持続します。これらの新しい先行的予測機能および分析機能により、自動化とインテリジェンスのレベルが高まり、ビジネス成果が向上します。
ベンダーは、AIによって実現されるより高度な予測分析を導入しています。運用および外部市場データから実用的なインサイトを得ることは、これらのベンダーにとって重要なトレンドです。このような傾向には、データの異常の早期特定、予測バイアスの検出、複数の変数にわたる機械学習主導の先行的予測、重要性の閾値に基づくインサイトのよりスマートな優先順位付け、およびトランザクションの詳細を使用したキャッシュ予測を改善するための先行的キャッシュ予測が含まれる可能性があります。今日、これらのより高度な分析形態は差別化要因となっていますが、Gartnerは、新規参入ベンダーによりこうした機能を備えた製品が発売されるにつれて、より標準的な機能になるだろうと予測しています。
ファイナンシャル プランニングソフトウェアを評価する企業にとって、部門横断的なコラボレーションの増加は重要な優先事項です。大規模なグローバル企業にとって、効率的でより有意義な予測と計画の取り組みを推進するには、地域間および部門間のより良いコラボレーションに対する需要が高まってきます。さらに、リモートまたは分散型のワークフォースモデルへの移行に伴い、企業は自社のテクノロジーによるコラボレーションの機会をさらに求めるようになります。ベンダーは、営業やその他の運用ツールとの統合に引き続き投資し、社内でのコラボレーションを向上させるとともに、顧客とのコラボレーションを強化するためのデジタルアシスタントやポータルに投資します。
略語と用語
| AI |
人工知能
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| APEC |
アジア太平洋経済協力
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| BI |
ビジネスインテリジェンス
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| CFO |
最高財務責任者
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| CRM |
顧客関係管理
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| EMEA |
ヨーロッパ、中東とアフリカ
|
| EPM |
エンタープライズパフォーマンス管理
|
| ERP |
エンタープライズ・リソース計画
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| ETL |
抽出、変換、ロード
|
| EU |
欧州連合
|
| FP&A |
ファイナンシャル プランニングと分析
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| GDPR |
一般データ保護規則
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| IBP |
統合ビジネス計画
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| IFP |
統合ファイナンシャル プランニング
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| IFRS |
国際財務報告基準
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| IPM |
インテリジェント予測モデル
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| ML |
機械学習
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| S&OP |
販売および業務計画
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| SKU |
在庫管理ユニット
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| SOX |
2002年サーベンス・オクスリー法
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| GAAP |
一般会計原則(米国)
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評価基準の定義
実行能力
製品/サービス:ベンダーが特定の市場に向けて提供する主要な財およびサービス。ネイティブで提供されるか、OEM契約およびパートナーシップによって提供されるかに関わらず、前述の市場定義で定義し、小項目で説明したように、現在の製品およびサービスの能力、品質、機能群、スキル等が含まれます。
企業としての全体的な存続性:存続性には、総合的な企業の財務状況、事業単位の財務上および実務上の成功、そして、個々の事業単位が製品に対して継続的に投資していく可能性、継続的に製品を提供していく可能性、ならびに、企業の製品ラインを最先端のものに改善していく可能性に対する評価が含まれます。
販売実行能力/価格設定:販売前の活動におけるベンダーの能力および活動を支える体制。これには、取引管理、価格設定および交渉、プリセールスサポート、ならびに販売チャネルの全体的な有効性が含まれる。
市場対応力/実績:ビジネス機会の出現、競合他社の動き、顧客のニーズ変化、および市場ダイナミクスの変化に対して反応し、方向性を変え、柔軟に対応し、優位な成果を獲得する能力。この基準では、ベンダーの過去の対応実績についても考慮します。
マーケティングの実行能力:企業メッセージを伝えるために立案されたプログラムの明瞭さ、質の高さ、創造性および有効性。これらは、市場に影響を与え、ブランドや事業を推進し、製品の知名度を向上させると共に、製品/ブランドおよび企業に対するポジティブな印象を購入者に植え付けることを目的としています。この「マインドシェア」は、知名度、販売促進活動、ソートリーダーシップ、口コミ、および販売活動が一体となって促進されます。
顧客エクスペリエンス:評価対象の製品に対する満足をもたらすための顧客との信頼関係、製品、サービスおよびプログラム。これには特に、顧客が受ける技術サポートやアカウント サポートの体制が含まれます。また、補助的なツール、顧客サポート プログラム(およびその品質)、ユーザーグループの有無、サービス品質保証等も含まれます。
経営:目標やコミットメントの達成に向けた企業の能力を指します。この要素としては、企業構造の特性が挙げられます。企業が効果的かつ効率的に事業運営を継続するために必要なスキル、経験、プログラム、システムおよびその他の手段が含まれます。
ビジョンの完全性
市場の理解:購入者の要望やニーズを理解し、その理解を製品やサービスに反映させるベンダーの能力を指します。高水準のビジョンを示すベンダーは、購入者の要望やニーズに耳を傾けて理解し、その要望やニーズを形にし、また、新たなビジョンマーケティング戦略:明確かつ差別化された企業メッセージを、企業内で継続的に共有し、また、ウェブサイト、広告、顧客プログラムおよびポジショニングステートメントを通して外部に対して発信していること。
販売戦略:事業展開範囲、スキル、専門性、技術、サービスおよび顧客ベースをより幅広く、強固にするため、直接販売および間接販売、マーケティング、サービスおよびコミュニケーションアフィリエイトなどのネットワークを効果的に利用した製品販売戦略。
サービス(製品)戦略:現在と将来の課題を明確にすると同時に、他社との違い、機能性、方法論および機能群に重点を置いた、ベンダーによる製品開発および製品販売のアプローチ。
ビジネスモデル:ベンダーの基本的なビジネス提案における健全性および論理性を指します。
業種/業界戦略:垂直市場など、個別の市場区分が抱える特定のニーズを満たすことを目的として、資源、スキルおよびサービスを割り当てるベンダー戦略。
イノベーション:投資、統合、守備的もしくは先制的な行動を目的とした、資源、専門知識・技能もしくは資本の直接的、間接的、補完的、および相乗的な配置。
地理的戦略:「本拠地」である自国・地域以外の場所に特有のニーズを満たすことを目的として、直接的に、またはパートナー、チャネル、関連会社を通し、その地域および市場に合わせた方法で、資源、スキルおよびサービスを割り当てるベンダー戦略。