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デジタルアダプションプラットフォームの市場ガイド

2024年9月17日 - ID G00802255 - 読了時間40分 min read
執筆者:Melissa Hilbert、Stephen Emmott、Maria Marino、Joe Mariano
企業が先を争うように変革とビジネス上の問題解決を急ぎ、テクノロジーが追加された結果、ユーザーの負担が増加し、デジタルフリクションが起こり、テクノロジーの利用に支障が生じています。アプリケーションリーダーは、効率性と定着率を高めてビジネス変革を推進するために、デジタルアダプションプラットフォームを評価する必要があります。

概要


ポイント

  • デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)市場は、中堅企業~大企業のバイヤーを中心に成長を続けています。
  • DAPとデジタル従業員エクスペリエンス(DEX)テクノロジーに重複する部分があることは、DEXツールNexthinkによるApplearnの買収や、SAPによるWalkMeの買収によって証明されています。
  • DAPの内部では検索、取得、コンテンツ生成、コパイロットまたはコパイロットとの統合といった部分で、生成AI(GenAI)が登場しています。
  • DAPは、既存のアプリケーションポートフォリオを補強し、デジタルデクステリティおよびDEXを強化することによってデジタル変革を加速させ、既存のソフトウェア資産のROIを高めます。

提言

  • デジタル変革やビジネス変革に対応し、従業員のデジタルデクステリティを高める上での、ベンダーの全組織的な機能および個々のアプリケーションや機能を検証することにより、各ベンダーを評価します。
  • DAP導入ロードマップを作成します。高インパクトの、または収益へのインパクトが大きいアプリケーションおよび機能分野を優先します。このような分野としては、アプリケーションリーダーの経験上、従業員への定着や、顧客によるソフトウェア/ウェブサイトのナビゲーションに問題を抱えている、ERP、HR、セールスフォースオートメーション(SFA)システムなどが考えられます。
  • DAPとDEXツールの重複または接続について調査することにより、従業員エクスペリエンスの改善やビジネス成果の向上といった利点を活用すべき分野を判別します。
  • DAPで提供されるアナリティクスをレビューし、DAPがビジネス成果に結び付くかどうかを調査します。
  • 従業員ワークフローに結び付いて補強するMicrosoft Copilot、Salesforce Einstein Copilot、Google Gemini、またはDAPベンダー提供のコパイロットなど、他のAIアシスタントとの統合により、従業員エクスペリエンスを改善します。これらのAIアシスタントは、複数のアプリケーションやビジネスプロセスを横断する形で動作し、アプリケーション内だけでなく、複数のエンドポイントデバイスで利用可能です。

戦略計画の前提条件


2027年には30%の企業が、DAPで提供されるコパイロットを利用して他のコパイロットと統合し、実用的なビジネスプロセスの補強および自動化を実現すると予測されています。
2026年には40%の企業が、DAPで提供されるGenAIを利用して、従業員向けに新しいワークフローを自動的に表示するようになると予測されています。

市場定義


Gartnerの定義によると、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)とは、従業員および顧客向けアプリケーションの定着、熟練、エンゲージメントを促進するために、アプリケーション内ガイダンスをオーバーレイ表示するソフトウェアです。DAPは、従業員または顧客によるテクノロジーの学習とエンゲージメントを能率化して加速させることにより、デジタル変革を支援します。複数のアプリケーションでユーザーが効率的に作業を完遂するのに役立つ、一貫性のあるエクスペリエンスを提供します。さらに、DAPアナリティクスによってエクスペリエンスの改善、業務および定着率/利用率の最適化に役立つ実用的な知見が得られ、アプリケーションのROI向上につながります。
デジタルアダプションプラットフォームは、従業員のデジタルフリクションを減らし、テクノロジーの定着率、エンゲージメント、熟練性を高められるよう企業を支援する目的で使用されています。また、企業の外部でも、ソフトウェアまたはポータルを顧客に定着させエンゲージメントを高める目的で使用されています。コンテキスト認識型ヘルプを提供するユースケースの例を以下に示します。
  • オンボーディング
  • ビジネスプロセス、アプリケーションUI、アプリケーションの新機能など、企業における変更管理
  • 複雑なタスク
  • たまにしか実行しないタスク
  • 新しい機能の定着
  • プロセス内の特定のステップを実行する際に役立つ、付加的な情報を提供するナレッジマネジメント情報およびリンク

必須機能

この市場の必須機能は次のとおりです。
  • アプリケーション内のコンテキスト認識型ガイダンス — タスクを完遂するためのステップ別のガイダンスです。
  • アナリティクス — ガイダンスの全体的な使用状況の分析、およびワークフローにおけるステップ別の分析です。
  • 匿名化・集約化されたユーザーデータの収集 — 分析に先立って使用状況を追跡するために実行し、結果はロール別に報告されます。
  • コンテンツの作成と管理 — これによってガイダンスの作成と保守が可能になります。
  • ツアー、アナウンスメント、掲示板 — アプリケーションまたはアプリケーション内の機能について概要を示します。新規ユーザー向けのオンボーディングに対応するとともに、既存ユーザー向けに変更や新機能を伝達します。掲示板機能は、新しいアプリケーション機能を告知するためのメカニズムも提供します。
  • アプリケーション間ガイダンス — 複数のアプリケーションを横断するステップ別のガイダンスであり、その時点でユーザーがしていること、ユーザーがいる場所のコンテキストに即して提供されます。この中には、ガイダンス対象のステップに関する付加的な情報を提供する、ホバーヘルプやツールヒントが含まれます。
  • 調査/フィードバック — これらの従業員または顧客フィードバック調査には、短形式と長形式があります。
  • If/Then分岐のあるガイダンス — この種のガイダンスは、特定のステップで入力された情報に基づいて複数のパスをたどります。

一般的な機能

この市場の一般的な機能は次のとおりです。
  • 多言語のコンテンツおよびアプリケーション — コンテンツとアプリケーションを複数の言語に翻訳。
  • ワークフロー/ガイダンスの追跡と通知 — ガイダンスに関連する問題や中止を示します。
  • シミュレーション — まだ本稼働していないアプリケーションをシミュレートします。
  • タスク入力の軽い自動化 — あるステップで入力された情報に基づいて付加的なフィールドをプログラマティックに入力する、ある程度のデータ入力自動化が関与します(ロボット的なプロセス自動化と同じではありません)。.
  • AI — Gen AIが含まれます。エンドユーザーや管理者が情報やガイダンスを検索するために使用し、要約された応答を提供します。

市場の状況


DAPは、従業員と顧客によるアプリケーションへの定着と効率的な利用を支援することにより、ビジネス成果を向上させ、デジタル変革を加速させる可能性があります。DAPは、ガイド付きのアプリケーションツアー、ステップ別のガイダンス、フィールド検証、パーソナライズされた提案、自動的なタスク実行により、この目標を達成します。
2024年にGartnerが実施した「デジタルワークプレイスにおけるGenAIのインパクト」に関する調査によれば、Microsoft Copilotは従業員による業務の遂行に役立っている(例:作業品質の向上、従業員の効率性の向上、退屈な作業の減少)という回答が85%以上となっています。ただし70%以上の人が、コパイロットはひとりでに定着したわけではなく、使いこなすには思ったよりも多くの支援が必要だと回答しています。1 ベンダーは自社のUIがユーザーにとって明確で使いやすいものであると考えていますが、実際にはユーザーが常々苦労しています。複雑化するビジネスプロセスや、新しいテクノロジーを使いこなせるか自信がない従業員(または、使用しなければならないテクノロジーの多さに圧倒されている従業員)という問題もあいまって、このままでは企業におけるテクノロジーの定着が失敗することは間違いありません。ユーザビリティを向上させる、より優れたユーザー中心型のアプリケーション設計が必要です。DAPは、アプリケーションUIの複雑さや頻繁な更新、従業員に要求される複雑なタスクを補償します。
Gartnerが実施したデジタルワーカー調査では、85%の回答者が、業務目的で使用を義務付けられているアプリケーションに満足していました。2 それでも、従業員は企業で導入された新しいテクノロジーを使いこなすのに、依然として苦労しています。使用しなければならないアプリケーションに従業員が不満を感じると、そのデジタルフリクションの結果、従業員のエンゲージメントが低下する傾向があります。このフラストレーションによって、従業員の生産性が低下します。静的なジョブエイドは十分に有益ではなく、すぐに陳腐化します。企業は従業員が目標を達成し、業務のパフォーマンスを高めるのに役立つ、アプリケーション内ガイダンスを提供する必要があります。
95%の従業員が、テクノロジースキルを向上させて作業の有効性を高めることは非常に重要だと回答しています。さらに、平均75.1%の従業員が、日常的なAIスキルの向上はキャリアを前進させる上で重要だと回答しています。それでも34%の従業員が、仕事で効果的なパフォーマンスを上げるために必要な情報やデータを探すのに、少なくとも時々は苦労しています。2 アプリケーション内ガイダンスを提供するだけでは不十分です。というのは、従業員は多数のアプリケーションを渡り歩きながら業務を行っているからです。ビジネスプロセスを完遂するには、少なくともアプリケーション間ガイダンスが必要です。多くのDAPがさらに一歩進んで、ワークフローの自動化やGenAIの搭載により、フォームをより正確に入力するための内容などに関する情報やガイダンスを提供しています。
企業内部におけるDAPの一般的なユースケースとしては、従業員のオンボーディング/オフボーディング、複雑なタスクやたまにしか実行しないタスクの完遂、ビジネスプロセスコンプライアンスの強化、アプリケーションの変更管理などがあります(図1を参照)。外部ユースケースの場合は、オンボーディングと定着がカスタマーエクスペリエンスに大きな役割を果たします。
図1:デジタルアダプションプラットフォームの概要

Common internal use cases for digital adoption platforms (DAPs) encompass employee on/offboarding, completing complex or infrequent tasks, improving business process compliance, and managing application changes. For external use cases, onboarding and adoption play a large role for the customer experience.
DAPはアプリ内におけるリアルタイムのユーザー支援を提供し、学習を迅速化して生産性を高めます。一部のベンダーは、より会話型の支援アプローチを提供しています。DAPは既存のソフトウェアシステムおよびアプリケーションと統合し、ユーザーのアクションや行動を追跡して問題点を明らかにすることで、的を絞ったサポートを提供できます。DAPは、1つ以上のアプリケーションを使用して行う日常的なタスクや、たまにしか実行しないタスクを迅速に、効率的に、正確に実行できるようユーザーを支援します。
デジタルフリクションやフラストレーションは、特定のアプリケーションではなく、ビジネスプロセスに起因している場合が少なくありません。DAPは、複数のアプリケーションを行き来する複雑なビジネスプロセスの実行を支援する、アプリケーション内ガイダンスおよびアプリケーション間ガイダンスを提供します。また、ビジネスプロセス全体を対象としたアナリティクスも提供します。DAPはアナリティクスとデータインサイトを通じて、改善すべき分野を特定し、デジタル変革への取り組みの全体的な成功度を測定することにより、ビジネスプロセスの最適化を可能にします。ビジネスリーダーのKPIを、DAPの導入による改善に結び付けることができます。適切に実装したDAPが広く活用されると、企業は自信を持ってデジタルイノベーションを進められるようになり、効率性、ユーザー満足度、熟練性、コスト節約効果の向上につながります。
テクノロジープロバイダーであれば、販売するソフトウェアにDAPを組み込むことも可能です。その場合、顧客の迅速なオンボーディング、ワークフローの実行、機能の利用拡大、将来的にワークフローの高度化が可能になります。ユーザーへの定着は、顧客が価値を達成しているかどうかを示す重要な先行指標です。DAPは、そのユースケースを加速させるのに役立ちます。企業は製品の使用状況アナリティクスをCRMプラットフォームに統合し、カスタマーサクセスプログラムに情報を提供するための連絡先およびアカウントデータを補完することができます。さらに、DAPは重要なユーザーフィードバックを製品チームに提供します。それによって製品ロードマップへの情報提供と検証が可能になります。DAPを全面的にブランディングして、外部の顧客向けの統一されたエクスペリエンスを作成できます。
DAPはクラウドベースのSaaSアプリケーションを拡張しますが、オンプレミスまたはクラウドホステッドのアプリケーションにも、コンピューターやモバイルデバイスにインストールするアプリケーションにも導入可能です。仮想アプリケーションデリバリーに対応するベンダーも少数ながら存在します。詳細については、表6、対応可能な導入モダリティを参照してください。

市場の方向性


Gartnerでは、既存のDAP投資がさらに拡大し、プラットフォーム全体を導入する企業が増えると予測しています。Gartnerとクライアントのやり取りでは、企業内におけるDAP使用の検討および選択または拡張について、中堅企業~大企業からの年間の問い合わせ件数が過去2年間で増加しています。
これらのプラットフォームは、基本的なアプリケーション内ガイダンスおよびアナリティクスを提供する段階から、アプリケーション間ガイダンスおよびアナリティクスを提供する段階へと進化しました。その後、機械学習(ML)、自動化、ビジネスプロセスオートメーション(BPA)が出現し、大企業のニーズにも対応する拡張能力がもたらされました。さらに最近では、ビジネストランスフォーメーションとGenAIが組み込まれるようになりました。この市場でAIアシスタントは出現したばかりですが、急速に進化して、将来的にはロールベースエージェントを含むようになるとGartnerでは予測しています(図2を参照)。
図2:デジタルアダプションプラットフォームの進化

This graphic depicts the evolution of digital adoption platforms (DAPs) to begin with application guidance and analytics and the growth to include more features such as cross application guidance, machine learning, generative AI (GenAI) and AI assistants. Future evolution will include role-based AI assistants and agents.
DAPベンダー各社は、アプリケーション内およびアプリケーション間のガイダンスとアナリティクスなど、基礎的な機能の進化・改良と並行して、イノベーションを継続しています。Gartnerは以下の分野への活発な投資を予測しています。
  • ワークフロー自動化の拡張
  • GenAIとAIアシスタント
  • ロールベースAIエージェント(エージェント的AI)
  • 統一型の従業員エクスペリエンスプラットフォーム

ワークフロー自動化の拡張

ビジネスワークフロー全体を考慮して従業員の作業エクスペリエンスを改善するため、DAPは引き続き、軽い自動化を拡張していく見通しです。非常に固有性の高いフォームの入力を単に支援するだけでなく、確実にビジネス成果の向上につながるようなフォームの入力方法にするため、ユーザーに提案やGenAIテキストを提供する方向へと進んでいくことが予測されます。より自動的かつ一体化された形で、DAPがビジネスプロセスのワークフロー全体に組み込まれるようになるでしょう。その結果、従業員がより多くのメリットを享受し、ビジネスプロセスはより正確に、効率的に完遂されます。DAPがBPAツールなどの既存のワークフローツールに統合され、プロセスの能率化と生産性の向上に役立つものと予測されます。

GenAIとAIアシスタント

DAPベンダー各社は、すでにAIアシスタント(一部のベンダーの呼び方では「コパイロット」)をプラットフォームに組み込んでいます。これらのAIアシスタントは、従業員に情報を提供し、先行的にガイダンスを呼び出すことができます。Microsoft Copilot、Salesforce Einstein Copilot、またはその他のGenAIアシスタントとの統合を構築しているベンダーも存在します。GenAI対応のクエリー、コンテンツ生成、提案など、今後数年にわたって急速な改良と機能の急増が予測されます。DAPベンダー各社は、ユーザーに自然言語での質問を使ったGenAIとの対話を促すため、ソリューションにプロンプトエンジニアリングを組み込むと予測されます。チャットタイプのUIが増えるでしょう。ベンダー各社は、クライアントがコンテキストやユースケースに基づいてどのコパイロットを使用するかを自動的に決定できるようにしながらも、必要に応じてそうした選択をオーバーライドするための設定オプションもある、プラットフォームの舞台裏の機能も提供すると予測されます。DAPベンダー各社は、提案のプロンプトやクエリーへの応答の自動化によって、AIとのやり取りをより直感的なものにすることに注力すると予測されます。その目的は、事前に定義済みのプロンプトをワークフロー内部に統合することにより、ユーザーがプロンプトエンジニアになる必要性を少なくすることです。

ロールベースのAIエージェント

2025年以降、DAPにロールベースのAIエージェントが導入されるとGartnerは予測しています。これらのAIエージェントは、従業員に代わって意思決定を下しタスクを実行します。AIアシスタントおよびコパイロットの使用は、意思決定を処理しワークフロー全体を完遂できるAIエージェントへのガイダンス提供に移行すると予測されます。これらのエージェントは、人間に取って代わることを意図したものではありません。人間が反復的なタスクを実行したり、企業ポリシーやビジネスユニットの要件を頭に入れて、そこから情報を引き出したりする必要性を少なくすることを目的としています。AIエージェントの仕事の正確さを留保するため、おそらく提出に先立って人間によるレビューと承認が求められるでしょう。ロールベースのAIエージェントは、セールスエージェントやHRエージェントなど、特定の機能向けに調整されたものになる可能性があります。

統一型の従業員エクスペリエンスプラットフォーム

総合的な従業員エクスペリエンスに注力しているベンダー各社は、製品内で参照されているように、集中型ハブまたはワークステーションの開発にすでに着手しています。これらは従業員向けのランディングページとしての役割を果たします。従業員はガイダンスに従った作業を開始するにあたり、質問をしたり、メニューから選択したりすることができます。このような集中型エリアは、従業員が業務を開始するとき最初に目にするものとなるでしょう。業務とアプリケーションとガイダンスが融合した環境への、エクスペリエンスの転換が予測されます。プラットフォームは従業員が最初に行う(または優先する)必要のある作業についての通知や提案を示した後、これらの項目を完遂するためのガイダンスまたは自動化を継続的に提供します。通知、タスク管理、アプリケーション間ガイダンスが、1箇所でシームレスに提供されます。

市場の分析


DAP市場には40社以上のベンダーが存在します。ベンダーの多くは、売上200万ドル未満の小規模なスタートアップ企業です。Gartnerは2023年の市場売上高を約8億1,640万ドルと推定しています。2024年の売上高は18~30%増と予測しています。この市場は、従業員のデジタルデクステリティを支え、高い熟練度で効果的に働けるよう支援するために存在します。1 従業員にテクノロジーが定着すれば、デジタル変革に向けたCIOの取り組みが後押しされます。副次的な効果として、この市場は顧客向けにソフトウェアの定着を促進し、SaaSプロバイダーによる摩擦の少ないユーザーエクスペリエンスの提供に貢献します。

DAPの実装による主なメリット

DAPを実装した顧客が報告している主なメリットは、以下のとおりです。
  • コストの節約:
    • ITサービスデスクへの「ハウツー」的な問い合わせの減少
    • 新しいテクノロジーの導入に必要なトレーニングリソースの純削減
    • 既存のテクノロジー実装の変更管理に必要なトレーニングの減少
  • 次のものが向上:
    • テクノロジーに対するエンドユーザーの熟練性および生産性
    • エンドユーザーが新しいテクノロジーを学習する際、ツアー、ナレッジマネジメント、学習リンクによる自己学習力
    • 企業から提供されるテクノロジーの利用におけるデジタルデクステリティ
    • テクノロジー利用に対するエンドユーザーのエンゲージメントおよび満足度
    • ビジネスプロセスの理解度と能率
  • デジタルフリクションの減少とDEXの向上

DAPの焦点となる主な分野とユースケース

従業員向けアプリケーションに対応する主な社内ユースケースとしては、SFA、HR、ERPプラットフォーム、個人およびチームの生産性、顧客サービスとサポートがあります。これらのユースケースは一般により複雑で、たまにしか実行しないけれどもインパクトが非常に大きいタスク(例:従業員パフォーマンスレビュー、支出報告書の提出など)が含まれています。従業員の入れ替わりが多く、プロセスの変更やUIの更新が頻繁に行われる企業では、DAPによってメリットが生じる可能性があります。企業アプリケーションからのガイダンスを必要とするデスクレスワーカーや非従業員向けの固有の機能またはソリューションを提供しているベンダーは、ttsやPendoなど、ごく少数に限られています。
ソフトウェアベンダー向けの外部ユースケースは、いくつかのDAPベンダーが対応していますが、外部ユースケースのほうがビジネス規模が大きいベンダーは、Pendoだけです。Apty、MyMeta、WalkMe、Whatfixは、外部ユースケースはそれほど推進していませんが、それでもビジネスでかなり大きい比率を占めています。本リサーチの末尾にある付録の表に、各ベンダー製品の機能比較を掲載しています。

DAPの外部ユースケース

外部ユースケース(ソフトウェアプロバイダーが優れたユーザーエクスペリエンスを提供して普及を促進すべく商用ソフトウェアにDAPを組み込む)への注力は減退しています。より利益の上がる内部ユースケースが、ベンダー各社のターゲットになっているからです。この市場ガイドでレビュー対象となったベンダーの大部分は、内部ユースケースと外部ユースケースの両方に対応しているベンダーでさえも、内部ユースケース(従業員)の開発と市場進出(GTM)戦略のほうに力を入れています。DAPを両方のユースケースで使用することに関心を示しているGartnerクライアントも存在しますが、ほとんどのクライアントからの問い合わせは、内部ユースケースのみに関するものです。両方を希望するクライアントの多くは、まず内部の複雑なユースケースから始めることにより、最適なベンダーを確実に選択したいと述べています。それがうまく行けば、将来的に考えられる外部ユースケースに拡張する計画です。

DAPの導入開始

一般に、初めてのDAPの購入を検討している企業は、1年目に導入予定の最大5つのアプリケーションを購入します。ERPやCRMなど、非常に複雑なアプリケーションへの導入を計画している企業では、初期の導入対象を2つ以内に抑える必要があります。この慎重なアプローチにより、そのDAPが最適な製品かどうか、自社に適したベンダー/パートナーであるかを見極めることができます。また、別のベンダーを選択せざるを得なくなった場合に、作成したすべてのワークフローを再構成するリスクが軽減されます。

合併および買収

最近、この市場は2つの重要な買収を経験しました。DEXツールのNexthinkが、同社のApplication Experienceモジュールの拡張によるDEXの大幅な強化を目指し、AppLearnを買収しました。SAPは、デジタル変革ビジネスの拡大を目的としてWalkMeの買収を完了したところです。合併と買収が行われるのは、この成熟度に達した市場では当然のことです。このような買収には、機会とリスクの両面があります。もしNexthinkが、Adopt(旧名称AppLearn)の進出先を自社の顧客のみに限定するのであれば、他のベンダーはHR市場に注力してマーケットシェアを拡大する機会に恵まれるでしょう。SAPがWalkMeの買収を完了しました(2024年9月12日)。SAPがWalkMeをSAP Enable Now製品の後継として利用すれば、自社の顧客ベースにおける拡大が強化され、同じ市場の他のベンダーはマーケットシェアを伸ばすことができるでしょう。しかし、残りのベンダーは、SAPのような大企業が用意できるリソースに負けないよう、今まで以上のペースでイノベーションを進めなければなりません。この市場のベンダー各社の財政的な存続可能性およびロードマップを把握しておくことは、ベンダーとの付き合いの長さを左右する重要な要因になります。

市場の分岐点

完全なDAPオファリングを提供しているベンダーから、特定の用途、ビジネスライン、事業展開地域に特化したベンダーまで、さまざまなベンダーが存在します。オファリングが限定的なベンダーは、シームレスなアプリケーション間ガイダンスおよびアナリティクス、オープンAPI、あるいはソリューションの進出先となる市場に欠けているのが一般的で、しばしば非常に低収益です。
完全なDAPオファリングは、より大きく、プラットフォーム機能を提供し、すべてのアプリケーションにおけるシームレスなガイダンスと分析を必要とする企業に対応します。デジタル変革を志向するベンダーは、コンピューターにログインした瞬間から業務が行えるよう従業員を支援するという、より大きい概念を提示し始めています。たとえばWalkMeとWhatfixは、ワークステーション/ハブの概念を提案しています。この統一インターフェイスは、従業員による自身の業務の管理、生産性や効率性の向上に役立ちます。単にアプリケーションのガイダンスだけでなく、タスクの成功に重点を置き、アプリケーションの中間段階をなくすソリューションを開発しているベンダーは、変革を支援することが可能です。

AIアシスタントとML開発

一部のベンダーが、AIアシスタントを提供するようになりました。それ以外のベンダーは、たとえばMicrosoft CopilotやServiceNowとの統合を提供しています。アプリケーションリーダーは、各ベンダーの独自のコパイロットで実際に何ができるかについて、さらにユースケースシナリオに基づき使用するコパイロットを決定する組み込みの機能について、理解しておく必要があります。追加コストの有無、セキュリティ、必要なインフラについて検証します。多くのベンダーがML機能を拡張し、ユーザーエクスペリエンスとタスク実行の改善に努めています。

自動化への動き

一部のベンダーは、提供された非常に固有性の高い情報に基づいて、自動的にフォームに必要事項を入力し、毎回同じようにフィールドを自動入力する、軽い自動化を提供しています。この機能は、ITサービスデスクのチケット提出や、保険フォームなどの分野で特に役立つ可能性があります。軽い自動化機能を提供するベンダーは、ロボットによるプロセス自動化ツールの補完物としてのワークフロー自動化に向かって前進しています。

代表的なベンダー企業


本市場ガイドに列挙したベンダーのリストは、網羅的なものではありません。本セクションは、この市場および提供される製品・サービスについての理解を深めていただくために作成したものです。

ベンダーの選定

代表的なベンダーおよびそのデジタルアダプションプラットフォームの名称については、表1を早見表としてご利用ください(注1を参照)。これらのソリューションは、デフォルトでクラウドまたはウェブベースのアプリケーションに対応するように作られています。

表1:デジタルアダプションプラットフォームの代表的ベンダー

ベンダー 製品名
Apty
Cornerstone Guide
  • K-NOW
  • K-STUDIO
  • K-VALUE
Lemon Learning
  • myMeta Guidance
  • myMeta Build(ローコード開発プラットフォーム)
  • myMeta Analytics
Adopt(旧名称AppLearn)
Oracle Guided Learning
Pendo One
 SAP
Enable Now
 tts
tts performance suite
Userlane
WalkMe Digital Adoption Platform
Whatfix Digital Adoption Platform
出典:Gartner

ベンダー紹介


Apty

Aptyのプラットフォームは、CRM、HRM、ERP、およびその他の中核的なエンタープライズアプリケーションに対応しています。高度なAI/MLにより、ユーザーとのやり取りをリアルタイムで監視し、導入への課題の根本原因を特定します。部分的導入オプションを使用すると、Apty Monitorsを通じて、アプリのパフォーマンスとユーザー満足度についての知見を得ることができます。GenAIの機能には、コンテンツ作成と会話型検索が含まれます。同社のクライアント業種としては、小売、金融サービス、製造、ハイテク、医療があります。顧客企業には、D.R. Horton、Hitachi Group、Mary Kay、Northern Tool + Equipment、Wyndham Hotels & Resortsが名を連ねています。
Aptyの最近の改良点としては、ワークフローを記録する新しいUIおよびユーザーエクスペリエンス(UX)があります。その他の改良点としては、フィールド検証やワークフロー記録など、複雑なツールやタスクでユーザーに指針を与える、的を絞った自動的な提案があります。このプラットフォームは、ガイド付きワークフローにおけるリッチメディアの埋め込みと、よりパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスのための条件次第のブランチングに対応しています。
Aptyのロードマップでは、タスクおよびアプリケーション管理のためのロール別に調整された統一型ダッシュボードをエンドユーザーに提供すること、カレンダーと統合可能なApty OneXのリリースが予定されています。OneXでは、AIを利用したガイダンスによってコンプライアンスとユーザーエンゲージメントが促進されます。Aptyが計画しているSmart Actions会話型アシスタントは、データベースの検索とタスクの完遂を支援します。同社のGenAIはリアルタイムの行動分析に対応しており、それによって個別対応の導入ガイダンスを提供します。
Aptyの実装ネットワークには12社以上のパートナーが加入しています。大部分の顧客企業でユーザー数が5,000人以上です。同社の価格モデルには、2つのコンポーネントが含まれます。すべてのウェブアプリケーションに対応するApty Monitor(アダプションガイダンスを導入するか否かに基づき、ユーザー1人あたりの料金)と、エンタープライズ価格(ユーザー1人あたりの年額料金)です。

Cornerstone

Cornerstone Guideは、顧客と従業員のどちらのユースケースにも対応します。これはCornerstone GalaxyプラットフォームのLearnエリアの一部分です。このソリューションはガイド翻訳用に42ヵ国語に対応し、ブラウザーとプリセットからユーザーの言語を自動的に検知します。Cornerstoneは自社の顧客ベースにおける拡大に重点を置いています。キュレーテッドタスクリストで、ボット主導のタスク自動化を提供します。クライアント業種は、大部分がプロフェッショナル/ビジネスサービス、エネルギー/公益、金融サービス、医療、保険です。顧客企業には、McKesson、Moss Adams、Westpacが名を連ねています。
最近のCornerstoneの拡張は、自身の内部統合を焦点としており、すべてのCornerstone Learning Solutionsで、WalkMeをCornerstone Guideに置き換えています。改良点としては、ヘルプセンター、ソリューションライブラリー、フロントエンド言語翻訳、パートナー認定プログラム、チャットボットの開発、カスタマイゼーションセンター、ガイド内のエラー処理があります。
Cornerstoneのロードマップには、ガイドのタイトルに基づくガイド説明および検索語の自動入力、支援付きのガイド作成による品質の向上、オートコンプリーションフォーム、ページでの遊休時間とナビゲーション履歴および使用状況の組み合わせに基づくガイドの提案など、組み込みGenAI機能の計画が含まれています。
Cornerstoneは、Accenture、Cognizant、Deloitte、Infosysなどの企業とパートナーシップを締結しています。顧客企業の平均ユーザー数については、同社は情報を提供していません。同社のソリューションは、対応可能なアプリケーションの数および顧客セグメントに応じて、顧客向けのインラインヘルプとして、また、ボリュームバケットの新しいCornerstone Galaxyオファリングの一部分として、すべてのCornerstone製品(Cornerstone Learn、Cornerstone Saba、Cornerstone Learning Management、Cornerstone Experience)で提供されています。

Knowmore

KnowmoreのK-NOWは、オンアプリケーションオンボーディングと従業員向けアプリケーションの導入を焦点としており、プロジェクトアプローチ、技術的スキル、実装に特別な注意を払っています。各ヘルプセクションを確実に固定するよう、ターゲットアプリケーションの画面にポストを表示するための5つの戦略を提供しています。更新済みのバージョンがリリースされており、ユーザープロファイルに応じてヘルプを表示するための4つの補足的な戦略があります。このプラットフォームは、Aras、Centric、Dassault 3DX、PTC Windchill、Team Centerなどの製品ライフサイクル管理ソリューションのデジタルアダプションを可能にします。同社のスイートには、トレーニングガイドやシミュレーションを作成するためのK-STUDIO、学習と使用状況のリアルタイム分析のためのK-VALUEが含まれています。主なクライアント業種は、小売、製造、ハイテク、金融サービス、エネルギー/公益です。顧客企業には、Airbus、CHANEL、BPCE、Crédit Agricole CIB、Ingenicoが名を連ねています。
Knowmoreの最近の機能拡張には、外部コンテンツの統合、新しいGraphQL API、スーパーアプリ、Call-To-Actionボタン、AIフィードバック分析が含まれています。バックエンドの改良点としては、新しいシングルサインオン(SSO)、非SSO認証の可能性、ユーザープロビジョニング、新しいチェックリストの可能性があります。
Knowmoreのロードマップについては、詳しい情報を公開する許可が得られませんでした。
同社の実装ネットワークには外部パートナーが加入しています。大部分の顧客企業が5,000人以上のユーザーを擁しています。同社の価格モデルは、アプリケーション数およびユーザー数に基づく年間サブスクリプション制であり、アプリケーションやユーザーが多いほど割引が適用されます。

Lemon Learning

Lemon Learningのソリューションには、コンテンツ作成、アプリケーション内ガイダンス、軽い自動化、使用状況アナリティクスなど、従来のDAP機能が含まれています。AIを利用した機能には、AIアシスタントがあります。エンドユーザーはこのアシスタントに、たとえばCRM内部の連絡先の作成を依頼することができます(アシスタントに関連情報を提供すると、アシスタントがタスクを完遂します)。このアシスタントは、ユーザーに一連のステップを案内するガイドも提案できます。このソリューションはコンテンツ翻訳用に30ヵ国語以上を装備しているほか、ロールに基づいてユーザーを分類し、よりコンテキストに即したガイダンスを提供することが可能です。Lemon Learningは、ウェブベースのソフトウェアと連携し、ホワイトラベル化が可能です。主なクライアントは、ヨーロッパを本拠地とする銀行/金融サービス、自動車、建設など幅広い業種の企業です。同社のウェブサイトによると、顧客企業にはBNP Paribas、Eiffage Construction、Groupe BPCE、La Poste、Metroが名を連ねています。
公開されている情報源によると、同社には無料トライアル版と年額料金モデルがあります。
注記:Lemon Learningは、この調査のための情報提供依頼にも、ファクトチェックにも応じませんでした。記載した内容はすべて、同社のウェブサイトやその他の公開されている情報に基づいています。

myMeta

myMetaのソリューションには、従来型のDAPとしてのmyMeta Guidanceと、拡張されたデジタルエクスペリエンスを実現する次世代DAPとしてのmyMeta Buildが含まれています。最新のモバイルUIを含む調整された各種UIが用意され、それによって改良されたUX、ワークフロー自動化、データの取得とオーケストレーション、フロントエンドRESTful APIブリッジ、GenAIアシスタンスを提供します。ライブデータダッシュボードとアラートシステムを通じてリアルタイム分析を提供し、MLを使用してコンテンツ作成(例:ガイドおよびUIの変更)に対応し、GenAIによる自動化されたローカライゼーションおよびガイダンスとビルド構成が可能です。同社の主なクライアント業種は、ライフサイエンス、製造、エネルギー/公益、プロフェッショナル/ビジネスサービス、消費財です。顧客企業には、Barilla、Chiesi Group、CNH Industrial、Ferrero Group、Veoliaが名を連ねています。
myMetaは最近、「Build AI」の改良を追加しました。これには、再利用可能なテンプレートを使用したカスタマイズ可能なビジュアライゼーションウィジェットを作成できるデータエンリッチメントモジュール、フロントエンドのアプリケーション間におけるデータの移動とオーケストレーションのためのフロントエンドおよびRESTfulデータコネクター、そしてAzure OpenAI、Google Vertex AI(Geminiなど)、OpenAI、RESTベースのカスタムAIサービスに対応する生成サービスプロバイダーコネクターが含まれます。
myMetaのロードマップは、AIベースのUI/UX作成とガイダンス構成を焦点としています。また、テストの自動化とAIにより、不正な構成の発見を支援し是正策を提示します。
myMetaの実装ネットワークには、グローバル、ヨーロッパ、日本、米国の各市場に対応する外部パートナーが加入しています。大部分の顧客企業でユーザー数が10,000人以上です。価格モデルは、ビジネスアプリケーション/モジュール単位の年額料金です。

Nexthink

2024年にAppLearnを買収したNexthinkは、DEXツールの一部分としてAdoptモジュールを提供しています。Adoptは、インテリジェントなエンジン、動的なガイダンス、使いやすさ、詳細な分析インサイトに重点を置いています。Nexthinkの顧客をターゲットとしてクロスセルの機会を追求するほか、キャンペーン管理機能を使用してエンドユーザーをターゲットにコンテキスト認識型のオンボーディングを提供しています。同社のCommunityでは、エンドユーザー顧客とパートナーの両方にセルフサービスを提供しています。ポータルにドキュメントを用意しています。Nexthinkのクライアント業種は、金融サービス、ライフサイエンス、医療、製造、ハイテクです。顧客企業には、Cushman & Wakefield、GKN Aerospace、Hotel Beds、Kantar、PBF Energyが名を連ねています。
Nexthinkの拡張されたExperience Mining and Journey Explorer 2.0は、ServiceNowとWorkdayに対応し、ビジネスプロセスとアプリケーション使用状況に関する総合的なビューを顧客に提供します。また、DAPコンテンツを使用する際のTour Logicのエクスペリエンスも最適化し、ローカライゼーションのインポート/エクスポートを追加して顧客がTour Guideの言語翻訳を自動的にインポートできるようにしており、Microsoft ExcelとCSVの両方のフォーマットに対応しています。その他の機能拡張としては、自動化されたウォークスルー/クリックなど管理機能の簡易化、改良されたElement Selection、ツアーステップの分析、ServiceNow Virtual Agentの統合などがあります。
Nexthinkのロードマップでは、引き続き同社製品ファミリーへの統合に加え、AI/MLおよびAssist GenAI機能が挙げられています。
Nexthinkの実装ネットワークには、12社以上のパートナーが加入しています。顧客企業の約半分が10,000人以上のユーザーを擁しています。同社はアプリケーションごとにユーザー1人あたりの年額料金のSaaSライセンスモデルを使用しています。

Oracle

Oracle Guided Learning(OGL)は、顧客と従業員の両方のユースケースに対応し、Oracle Cloud Infrastructure上でのホスティング、保護、統制により、アップタイム、パフォーマンス、セキュリティを確保します。Oracleアプリケーションとその顧客を第一の焦点としていますが、すべてのウェブベースアプリケーションと互換性があります。OGLでは、主な導入ユースケースに対応する、Oracleアプリケーションの2,000以上のビルド済みコンテンツのライブラリを提供しています。自動的なロール固有のセグメンテーションにより、ロールデータを自動インポートし、パーソナライゼーションを強化しています。クライアント業種は、エネルギー/公益、ハイテク、医療、金融サービス、官公庁、教育です。顧客としては、Baylor University、Crown Prosecution Services、HM Treasury、Nemours Health、Northwell Healthが名を連ねています。
Oracleの最近の機能拡張により、ガイド開発者が事前に定義済みのラベルを使用してコンテンツを体系化することが可能になっています。また、エンドユーザーがガイドを表示してガイドエラーを診断するとき、Remind-Me-Laterボタンを追加することが可能になっています。また、Oracle Fusionカスタマーがセキュリティロールに基づいてコンテンツを自動インポートしセグメント化することも可能です。プラットフォームクライアントが強化されたセキュリティ計測のあるSSOを使用し、Oracleから直接サポートを受けることも可能です。チャットボットインターフェイスからのコンテンツの起動と、開発者がコンテンツを発見して管理できるコンソールスマート検索が可能です。また、AIアシスタントと自動化されたコンテンツ翻訳を通じて、メッセージ用のコンテンツを提案します。
さらなる投資が計画されている分野としては、AI駆動の自動生成コンテンツとページ/要素の検査、検証の強化、自動ガイドテスト、アダプションファネルとプロジェクトベースのアナリティクス、より多くのアプリケーションの直接的なエンベッド統合、新しいプラットフォームカスタマーエクスペリエンスがあります。
Oracleは世界各地の主要なグローバルシステムインテグレーターと提携しており、トレーニング/デリバリーパートナーのネットワークがあります。大部分の顧客企業でユーザー数が5,000人以上です。同社の価格モデルは、アプリケーションごとにユーザー1人あたりの月額料金です。

Pendo

Pendoの統一型プラットフォームPendo Oneは、顧客と従業員の定着をサポートします。これはホバーガイド、アプリケーション内のヒントとワークフロー、アプリケーション間ガイド、ユーザージャーニーを関連アナリティクス付きで表示するビジュアル化によって実現されています。ガイドの作成はGenAI、テンプレートライブラリ、または手動で行います。アナリティクスモジュールを使用して、各集団のパフォーマンスを表示することができます。アナリティクスはアプリケーション冗長性の解明やユーザーが苦心している部分の発見に役立ち、そのようなステップにガイドを集中させることができます。アプリ内調査とフィードバック(ListenおよびNPS)のほか、アドオンとしてSession Replayが提供されています。主なクライアント業種は、ハイテク、教育、金融サービス、プロフェッショナル/ビジネスサービス、小売です。顧客企業には、Alarm.com、Elsevier、Essity、iRobot、JLL、Morgan Stanley、Oktaが名を連ねています。
Pendoは、顧客リスニングテクノロジーソリューションのZeltaを買収しました。最近では、プロダクトマネージャーが知見を入手して開発の優先度付けを行うのに役立つPendo Listen、調査フィードバックに関するAI生成のサマリー、AI生成のガイドなど、一連のAI機能を追加しています。Zeltaによって Pendo Listenが補完され、直接的なユーザーフィードバックが可能になります。
Pendoのロードマップはプラットフォーム全体のAI機能を焦点としており、ワークフローデータに基づくAI生成のインサイト、(アプリケーション内のページとしての)組み込みのガイド、メール/アプリ内/顧客ポータルを横断するマルチチャネルメッセージングなどが含まれます。また、パーソナライズされたオーケストレーテッドジャーニーや、パーソナライズされたホームページの他、ダッシュボードテンプレートおよびAI駆動ホームページ経由での提案など、パーソナライゼーションの強化も計画しています。さらに、ナレッジベースからのGenAIガイドの作成もリリースする計画です。
Pendoのネットワークには30数社のパートナーが加入しています。ほとんどの顧客企業でユーザー数が10,000人以上です。同社の価格モデルでは、月間のアクティブユーザー数に基づく4つの製品層(base、core、pulse、ultimate価格)が提供されています。

SAP

WalkMeの買収を完了したばかりのSAPは、Enable Nowのアプリ内の画面上での機械翻訳と、SAP Signavioなどのビジネスモデリングソリューションの統合を提供しています。同社のシングルソースコンテンツ管理アプローチは、バージョン管理と容易なメンテナンスを特徴とし、アプリ内(ガイド付きツアー、画面上のヘルプ) からデジタルラーニング資産(Eラーニング、チュートリアル、ドキュメント)まで、幅広いコンテンツタイプの作成がすべて1箇所で可能です。ローカルでインストールされたアプリケーションを記録し、ブラウザーの外部でアプリ内ヘルプを提供するオプションが含まれています。顧客企業の主な業種は、自動車、エネルギー/公益、消費財、製造、プロフェッショナルサービスです。顧客企業としては、Ansys、Gainwell Technologies、JT International、McCormick & Company、Soul Metroが名を連ねています。
SAPは最近、SAP Cloud ALMの統合を強化し、ドメイン間アイデンティティ管理APIへの対応、GenAIによるオーサリングへの対応、SAP Companionの条件、ガイド付きツアーのスポットライトを追加しました。その他の改良点としては、ウェブベースのビデオ録画、スマートフォンへの対応、MLを利用した学習コンテンツなどがあります。
SAPはGenAIによる画像作成を計画していますが、開発計画はWalkMeの買収に依存します。現在の計画としては、デジタルラーニング資産用の画像作成、ID変更のクローリング、スクリーンショットからの通知およびテキスト記述があります。
SAPパートナーネットワークには、Accenture UK、All for One Group SE、Capegemini、KnowX、NTT DATA Business Solutions AG、Technically Write ITが加入しています。顧客企業の平均ユーザー数については、同社は情報を公開していません。同社の価格モデルは、アクティブユーザー単位です。

tts

ttsのパフォーマンススイートは、従業員のユースケースに対応します。オーバーレイガイダンスを使用する代わりに独自のサイドバーを使用して、関連する指示、コンテンツ、関連コンテンツへのリンクといった形式のアプリケーション内ガイダンスを提供します。このアプローチでは複雑性が抑えられ、ガイダンスの作成と保守に必要な労力が軽減されます。同社は自動車、医療、金融サービス、製造、小売など、さまざまな業種に対応しています。顧客企業には、BMW、Boeing、Bosch、Continental、German Armyが名を連ねています。
最近のttsの改良により、ビジネスプロセスガイダンス機能が拡張され、Creatorと呼ばれるコンテンツ作成ツールにGenAIサービスが組み込まれています。ttsはCreatorテンプレートにOpenAIのChatGPTとDALL-Eを統合しており、テキストからの画像の作成、言語翻訳、テキストの生成と書き直し、メタデータの生成、ステップリストの生成が可能です。
ttsのロードマップには、プラットフォームのAI機能の継続的な開発(類似性検索の計画あり)、関連コンテンツの提案、認知的コンテンツキュレーション、瞬時の言語翻訳、自然言語ベースのアナリティクス、Microsoft CopilotなどのAIアシスタントとの統合が含まれています。さらに、ビジネスプロセスガイダンスのさらなる拡張と、このスイートを使用して構築・キュレーションするコンテンツにクライアントおよびサードパーティがアクセスするためのAPIも計画されています。
ttsはパートナーを利用して、世界各国でさまざまな業種の顧客プロジェクトを手掛けています。顧客企業のユーザー数は100~10,000人以上であり、大多数が1,000~5,000人のユーザーを擁しています。同社の価格モデルは、無制限のアプリケーションおよびロール数を対象とするユーザー1人あたりの年額料金という単純化されたものです。SaaSライセンスと永続ライセンスでは最低コミットメントが異なります。

Userlane

Userlaneは、従業員および顧客のユースケースに焦点を合わせています。データセキュリティとコンプライアンスに重点を置いた、迅速な実装を提供します。全世界のホスティング地域と、QuantPiとのパートナーシップを通じたAI Trust Platformは、すべてのAI導入でセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスの基準を満たすのに役立っています。Userlane App Discoveryは、顧客によるSaaSアプリケーションの使用状況の発見と理解に役立ち、不適合アプリを特定してコンプライアンスを強化します。HEARTアナリティクスは、詳細なアプリケーション使用状況データと、AI拡張された知見および提案を提供します。HEARTスコアに関する知見、アプリケーション内ガイダンス、検索には、Microsoft AzureとOpenAIで動作するAIアシスタントを採用しています。MLとパターン認識により、動的に作成されるユーザーへの推奨事項が提供されます。クライアント業種としては、金融サービス、ライフサイエンス、製造、プロフェッショナル/ビジネスサービスがあります。顧客企業にはAllianz Group、Audi、Mercedes-Benz Group、Munich Re、PwCが名を連ねています。
Userlaneは最近、アプリおよびユーザーデータを活用する目的でApp DiscoveryとHEARTフレームワークを拡張し、ツールヒントにおけるガイド、アナリティクス、編集UIのリンクを改良しました。その他の改良点としては、ガイドの自動翻訳、ガイドにおけるタスクの自動化、高度なコンテキスト認識があります。
Userlaneのロードマップは、スケーラビリティとガバナンスを焦点としており、従業員が具体的にどのアプリケーションを使用しているか、どこで、どのようにアクションを実行すべきかを完全に把握できるよう企業を支援します。アナリティクスと提案の強化・深化に加え、大量のデータに対するAIとMLの活用を計画しています。ユーザーのワークフローをサポートし、コンテンツを活用するため、オープンコパイロットに投資する計画です。
Userlaneのネットワークには、20社以上の実装パートナーとコンサルティングパートナーが加入しています。大部分の顧客企業でユーザー数が5,000人以上です。同社の価格モデルでは、アプリベース、使用量ベース、企業ライセンス契約/定額料金制が提供されています。

WalkMe

WalkMeは、アプリケーション間のインテリジェントな要素認識を可能にし、変更や更新にリアルタイムで適応するため、DeepUIで動作します。WalkMe Discoveryは、ウェブ、デスクトップ、オンプレミスのアプリの使用状況を特定・分析し、既知のアプリとシャドウアプリを可視化します。WalkMeのUI Intelligenceは、フォームの使用状況を自動的に分析し、エラーを特定し、改善措置を提案します。同社の主な顧客業種は、官庁/公共部門、消費財、金融サービス、ハイテク/ソフトウェア、小売、ビジネス/プロフェッショナルサービスです。顧客企業には、LinkedIn、Nestlé、Robert Half、Thermo Fisher Scientific、TUI Groupが名を連ねています。
最近の機能拡張としては、企業内部におけるGenAIの使用を簡易化して統合するAIアシスタント、WalkMe Xがあります。ワークフロー内で情報を見つけ出してアクションを実行するため、AI Answersによる会話型検索を提供しています。また、ユーザーレスポンスを改善してテキストを提案するため、軽い自動化とGenAIの提案を組み合わせています。その他の改良点としては、ワークフローに関するFlow Analyticsのアプリケーション間アナリティクスツールと、タスクにマッピングされたカスタマイズ可能なWorkflow Acceleratorsテンプレートがあります。WalkMe Partner Hubでは、デリバリーパートナーが独自に顧客を管理してコンテンツをカスタマイズするためのツールが提供されています。
WalkMeのロードマップは、重要なワークフローにプラットフォームを接続して統一された顧客ジャーニーを創出することに加え、ウェブ、デスクトップ、モバイルアプリの中央ハブとしての役割を果たすことが焦点となっています。同社は、WalkMe Xの一部分としてのアプリケーション間コパイロットエクスペリエンスに投資する計画です。また、個々のワークフローおよびタスクに関する技術的インサイトを深化させて戦略に情報を提供する目的で、Flow Analyticsを含む総合的なデータ可視化およびインサイト機能の提供も計画しています。
WalkMeのネットワークには、185社の外部パートナーが加入しています。大部分の顧客企業でユーザー数が5,000人以上です。同社は顧客が機能およびサービスを選択できるモジュラー式の価格モデルを採用しています。
注記:WalkMeは本資料の発行時点でSAPに買収されていますが、WalkMeとして評価を行いました。

Whatfix

Whatfixの製品スイートは、アプリケーションの導入、アナリティクスに加え、トレーニング用にシミュレートされたアプリケーション環境を提供します。多数の商用市販アプリケーションおよび業種に対応する、スマートソリューションテンプレートがあります。これによってOSレベルで、さまざまな展開モデルでの迅速な導入が可能です。Whatfix Studioは、対話型コンポーネントを含むコンテンツの作成を容易化し、条件付きのコンテンツ表示によってパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスを実現します。Smart Contextにより、コンテンツが消費時に自動的にパーソナライズされ、コンテンツ作成者は技術的な専門知識や手作業の必要なくコンテキスト化が可能です。顧客業種としては、消費財、医療、金融サービス、ハイテク、製造があります。顧客企業には、AutoZone、Experian、Microsoft、Sentry Insurance、UPS Supply Chain Solutionsが名を連ねています。
Whatfixは最近、セルフヘルプを強化するAIアシスタント、コンテンツ作成用の自然言語UIを備えたAIライティングアシスタント、非構造化フィードバックを分析するためのAIサマライゼーションを発表しました。最新の自動翻訳用モジュール、構成を一元管理するための管理者センター、コンテンツのスケジュール設定、定着度スコアといった機能があります。レガシーアプリケーションやCitrix Virtual Appなどに幅広く対応し、セキュアなオンプレミスの展開モデルを提供しています。
Whatfixは、フィードバックを適切な製品オーナーに確実に到達させるユーザーコメント機能と、コンテンツ作成やエンドユーザーのタスク実行を支援する新しいアシスタントを提供する計画です。モバイル拡張機能には、製品アナリティクス、セルフヘルプ、コンテンツ作成が含まれます。
Whatfixのネットワークには、専門とする分野に応じて異なるさまざまな階層のパートナーが含まれています。ユーザー数は大部分の顧客企業で500人以上であり、3分の1の顧客企業が10,000人以上です。同社の価格モデルは、アプリケーションごとにユーザー1人あたりの年額料金です。複数のアプリおよび無制限のアプリを導入する企業向けのオファリングが用意されています。Whatfixは、Whatfix Mirrorや製品分析など、ある種の製品については別料金を設定しています。

市場に関する提案


ワークプレイステクノロジーの提供と導入を担当するアプリケーションリーダーは、以下のことを行う必要があります。
デジタル変革に対応する上でのベンダーの全組織的な機能および個々のアプリケーションや機能を検証することにより、各ベンダーを評価します。
  • ビジネスライン(LOB)リーダーと連携し、要件を把握して、そうした要件をベンダーから調達すべき機能に翻訳します。
  • ベンダーの評価に際しては、戦略的アプローチを採用します。アプリケーションリーダーは、最も重要なアプリケーションへの対応を確実に行う必要があります。エンドユーザーが苦心しているアプリケーションや、経営陣とLOBが優先して真っ先に導入するアプリケーションについては特にです。
  • 全社のテクノロジースタックに対応するスケーラビリティが備わっていることを確認します。いくつかのアプリケーションを導入し、おそらく数百のガイダンスを作成した後で、ベンダーを一本化したり切り替えたりすると、再作成のために大量のヒューマンリソースが必要になります。
DAPベンダーおよび他の内部ソースによって提供されるデータおよび分析を検証し、ビジネス成果に注目します。
  • DAPのアナリティクスを利用して、従業員にとってワークフローが役立つ摩擦部分を発見します。既存のワークフローが改善され、ワークフロー自動化によって従業員エクスペリエンスが向上する部分です。
  • DAPのデータと、ITサービス管理プラットフォームのデータや、ワークスタイル分析、DEXおよび可観測性ツールのデータを組み合わせ、定着率、パフォーマンス、使用状況の改善のほか、企業にとってのコスト節約効果をモニタリングします。
ワークフロー自動化のユースケースを発見し、DAPおよびサードパーティ製AIアシスタントをテストすることで、DAPにおけるGenAIおよびAIアシスタントの可能性を調査します。 たとえば、1人の従業員が構成、価格、見積を作成しなければならない場合があります。GenAIを利用すれば、従業員がフィールドをより完全に入力することが可能になります。従業員はガイダンスに従ってアプリケーション間を行き来する形で一連のステップを実行します。自動化によって一部の回答(最大の価格割引率など)がポリシーに基づいて実際に入力される一方で、ヒューマンインザループの監査とレビューのあるタスク全体をガイダンスに従って完了できます。
  • GenAIおよびAIアシスタントを提供するDAP、またはサードパーティ製のAIアシスタントと統合可能なDAPを優先的に選びます。
  • アプリケーション間を横断する複雑なタスクで、GenAIとAIアシスタント(組み込みのエンジニアードプロンプトおよびワークフロー自動化を使用)の組み合わせが利点をもたらすユースケースを開発します。
  • ベンダー独自のAIアシスタントと、サードパーティ製AIアシスタントとの統合が両方とも提供されるかどうかを調査します。両方とも提供される場合、プロセスに挿入する最適なAIアシスタントをベンダーが最初から選んで提供しているか、それとも顧客による選択が可能かを明らかにします。

根拠


1 2024 Gartner Impact of GenAI in the Digital Workplace Survey. この調査では、デジタルワークプレイスで人気のあるデジタルワークプレイス生産性アプリケーションに組み込まれた生成AI(GenAI)アシスタントの価値を理解するため、従業員の生産性と効率性の向上に対するAIアシスタントの能力を評価しました。この調査は、2024年5月16日から6月12日にかけてオンラインで実施されました。合計152人のITリーダーが参加しました。このうち61人はGartnerが運営する委員会であるResearch Circleのメンバーであり、91人はLinkedInの投稿により調査リンクを通じて連絡の取れたクライアントです。回答者の国別内訳は、EMEA(n = 94)、北米(n = 46)、アジア太平洋地域(n = 10)、中南米(n = 2)です。152人の回答者のうち、132人がCopilot for Microsoft 365を主に担当しています。これらの回答者は、コパイロットに関する意思決定プロセスまたは管理に大きく関与しており、現在それぞれの企業でコパイロットを試験運用中か、または試験運用を終えていることが要件となっています。残りの20人の回答者は、コパイロットとは別に、GenAIアシスタント(Gemini for Google Workspace、Salesforce Slack AI、Zoom AI Companionなど)を主に担当しています。
2 2024 Gartner Digital Worker Survey. この調査は、テクノロジーおよびワークプレイスにおける従業員のエクスペリエンスおよびセンチメントを理解する目的で行われました。この調査は、2024年4月から6月にかけてオンラインで5,141人の回答者を対象に実施されました。回答者の国別内訳は、米国(n = 1,121)、オーストラリア(n = 1,086)、インド(n = 996)、英国(n = 973)、中国(n = 965)です。参加者は、従業員100人以上の企業に勤務する正社員で、デジタルテクノロジーを業務に使用していることを要件に選別されています。参加者の年齢は18歳から74歳で、各国の労働人口を代表する結果となるよう、年齢、性別、地域、所得に関するクォータと重み付けを適用しています。Gartnerが定義する「デジタルテクノロジー」には、コミュニケーション、情報、生産性を目的として人々が利用する、テクノロジーデバイス(ラップトップ、スマートフォン、タブレットなど)、アプリケーション、ウェブサービスの任意の組み合わせが含まれます。
免責条項:本調査の結果は、グローバルな知見や市場全体について表したものではなく、回答者と調査対象企業のセンチメントを反映したものです。
Lemon Learningに関して公開されている情報源は、以下のとおりです。Crunchbase、Getlatka、Capterra、およびLemon Learningウェブサイト。

付録


表2:ベンダーの能力、パート1

ベンダーまたは
アプリケーション間アナリティクス
「If/Then(もしもの場合)」またはブランチのガイダンス
調査または投票
業種別スターターキット
用途別スターターキット
Apty
Y
Y
Y
Y
Y
Cornerstone
Y
Y
Y
Y
Y
Knowmore
Y
Y
Y
N
N
Lemon Learning
*
*
*
*
*
myMeta
Y
Y
Y
Y
Y
Nexthink
Y
Y
Y
Y
Y
Oracle
Y
Y
Y
Y
Y
Pendo
Y
Y
Y
Y
Y
SAP
N
Y
N
Y
Y
tts
N
Y
N
N
Y
Userlane
Y
N
Y
Y
Y
WalkMe
Y
Y
Y
Y
Y
Whatfix
Y
Y
Y
Y
Y
脚注:*公開された情報からは検証できませんでした
出典:Gartner(2024年9月)

表3:ベンダーの能力、パート2

ベンダー
Mixpanelとの統合
TableauまたはPower BIとの帯域外統合 integration with Tableau or Power BI
MLによるエンドユーザー向けガイダンス
MLによる管理者(コンテンツ作成者)向けガイダンス
Apty
Y
Y
Y
Y
Cornerstone
N
Y
N
N
Knowmore
N
N
N
N
Lemon Learning
*
*
*
*
myMeta
N
N
N
Y
Nexthink
N
Y
Y
Y
Oracle
N
N
N
Y
Pendo
N
Y
Y
Y
SAP
N
Y
N
N
tts
N
Y
N
N
Userlane
N
Y
Y
Y
WalkMe
Y
Y
Y
Y
Whatfix
Y
Y
Y
Y
脚注:*公開された情報からは検証できませんでした
出典:Gartner(2024年9月)

表4:ベンダーの能力、パート3

ベンダー
ビジネスプロセスマイニング
タスクマイニング
任意のエンドユーザーデスクトップアプリケーションとの連携
オープンAPI
任意のエンドユーザーネイティブモバイルアプリとの連携
Apty
Y
Y
Y
Y
Y
Cornerstone
N
Y
Y
Y
Y
Knowmore
Y
Y
N
Y
N
Lemon Learning
*
*
*
*
*
myMeta
Y
Y
N
N
N
Nexthink
Y
Y
N
N
N
Oracle
N
N
N
N
N
Pendo
N
N
N
Y
Y
SAP
N
N
Y
N
N
tts
N
N
Y
Y
N
Userlane
Y
Y
N
Y
N
WalkMe
Y
Y
Y
Y
Y
Whatfix
N
Y
Y
Y
Y
脚注:*公開された情報からは検証できませんでした
出典:Gartner(2024年9月)

表5:ベンダーの能力、パート4

ベンダー
スマート検索におけるAIの使用
検索・取得・要約に検索拡張生成/GenAIを使用
AIアシスタント
外部のAIアシスタントまたはコパイロットとの統合
Apty
Y
Y
Y
Y
Cornerstone
Y
Y
N
N
Knowmore
N
Y
N
N
Lemon Learning
*
*
Y
*
myMeta
Y
Y
Y
Y
Nexthink
N
N
N
N
Oracle
N
N
Y
Y
Pendo
N
Y
N
N
SAP
N
N
N
N
tts
N
N
N
N
Userlane
Y
Y
Y
N
WalkMe
Y
Y
Y
Y
Whatfix
Y
Y
N
Y
脚注:*公開された情報からは検証できませんでした
出典:Gartner(2024年9月)

表6:対応可能な導入モダリティ

ベンダー
クラウド/Web製品(SaaS)
オンプレミスホステッド
デスクトップ
ハイブリッド
ネイティブモバイル
ネイティブモバイルアプリケーションへのDAP対応
Apty
Y
Y
Y
Y
Aptyは、モバイルを含むさまざまなデバイスタイプで実行可能なソフトウェアアダプション機能に対応しています。
Cornerstone
Y
Y
Y
Y
Knowmore
Y
Y
Y
プログレッシブモバイルアプリのみ。アプリ内にK-NOWタグを設定する必要があります。
Lemon Learning
Y
*
*
*
*
*
myMeta
Y
Y
N
N
N
Nexthink Adopt
Y
Y
N
Oracle
Y
Y
Y
N
Pendo
Y
Y、ただしインターネットアクセスが必要
Y、ただしインターネットアクセスが必要
Y、ただしインターネットアクセスが必要
Y
Pendoは、モバイル端末やタブレット端末上のネイティブアプリに対応しています。
「当社はすべての主要なモバイルフレームワークに対応しています。」 参照:  対応可能なモバイルフレームワークとOSバージョン。.
SAP
Y
Y
Y
Y
N
tts
Y
Y
Y
Y
N。「当社はコンテンツのモバイル利用およびモバイルデバイスから実行されるウェブアプリに対応していますが、ネイティブモバイルアプリ上のモバイルガイダンスには対応していません。」
「当社はモバイルデバイスから実行されるウェブアプリに対応していますが、ネイティブモバイルアプリ上のモバイルガイダンスには対応していません。」
Userlane
Y
Y
Y。ただしパートナー経由
Y。ただしパートナー経由
N
WalkMe
Y
Y
Y
Y
Y
Y。WalkMeモバイル(ネイティブアプリおよびハイブリッドアプリ用に設計されたDAPの一部)。WalkMeは、モバイル端末およびタブレット端末用オペレーティングシステムのiOSとAndroidの両方との完全な互換性があります。WalkMe Mobile SDKを使用してネイティブモバイルアプリに統合可能です。さらに、スマートフォンとタブレットのどちらでもアクセス可能なモバイルウェブアプリケーションの場合、WalkMeはスニペットインジェクションでの展開に対応します。
Whatfix
Y
Y
Y。オフラインガイダンスに対応
Y
Y
オフラインガイダンスにも対応。
脚注:*公開された情報からは検証できませんでした
出典:Gartner(2024年9月)

注1:代表的なベンターの選択


Gartnerの推定では、この市場には少なくとも40社のベンダーが存在しています。Gartnerは公開されている情報源やベンダーの概要説明から、このうち13社のベンダーが、以下の機能の少なくとも3つを提供していることを確認しています。アプリケーション内ガイダンス、使用状況アナリティクス、匿名化されたデータ収集、集約、コンテキスト認識型ガイダンス。
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